ロスレス実験


オーディオチェックCDの1分ホワイトノイズをメディアプレーヤー や SonicStage CP (SonicStage Ver.4.4)  iTunes でロスレスファイル化してみた.

注意

1.ホワイトノイズは時間変動があるので厳密な比較は意味が無い(ホワイトノイズは無限時間でスペクトルが均一になる)

2. 圧縮方法は音楽に対して設計されているだろうから圧縮率の比較は意味が無 く,各方式ともホワイトノイズに対して圧縮率は小さく (ファイルは大きく) なっている.

3. いつもの事だが自分で試してほしい


グ ラフ右下の10は10KHz.その右の縦赤線は20KHz.

以下ホワイトノイズを1分間録音
 
非圧縮WAVで録音 ファイルの大きさ 10.3 MB



メディアプレーヤー でロスレス WMA化 ファイルの大きさ  4.30 MB




SonicStage でロスレスATRAC化 ファイルの大きさ 5.74 MB



iTunesでApple losless化 ファイルの大きさ 4.35MB



Exact Audio CopyでFLAC化 ファイルの大きさ 4.30 MB




参考
MP3 44.1KHz 320Kbps 録音.ファイルの大きさ 2.34 MB



MP3 44.1KHz 128Kbps 録音した.ファイルの大きさ 0.959 MB








各方式でマー ラー:交響曲第4番〜第4楽章 (9分10秒) を取り込んでみました.
交響曲に歌 (ソプラノ) が入ってるのでテストには適当かと

非圧縮WAV ロスレス WMA
  FLAC  
アップル ロスレス ロスレス ATRAC
MP3 320kbps
ファイルの大きさ(MB)
92.5 35.5
36.4
37.5 47.3 21.0

ロスレス WMA と FLACとアップル ロスレスがほぼ同じ圧縮率でロスレス ATRACの圧縮率が小さく(ファイルが大きく)なってます.
肝心の音はどうかという事になりますが,これは各自試してみるのが一番良いでしょ う.

当面私は MP3 320kbpsで取り込む事にしました.
各ロスレス圧縮は魅力がありますが,特定のメーカーに依存した方法には不安があるからです

こんな経験があります
今世紀初め頃に図書館で CD を借りて Real Player でパソコンに取り込んでいました.
100 枚くらい取り込んだが,最初の数十枚は Real Player のフォーマット (rmj) で取り込んで残りは 320kbps の MP3 で取り込んだ.

今になって思うのは MP3 だと多くのソフトで再生できるが rmj だと再生できるソフトは極めて限られている.
だから MP3 の方が遥かに使いやすいし将来にわたっても安心である.つまりロスレス圧縮法は技術情報が公開されていない上にメーカーの都合でいつ変更なり廃止されるか 分らないからだ.


バビルのコンピュータもロスレス使ってるのだろうか?



自分なりの工夫や発見ができ るように いろいろまとめてINDEX